もうすぐ4月。新生活を機に、お金のこともしっかり考えたい、という方も多いのではないでしょうか?
今回は家計管理を始める環境づくりについて、ファイナンシャルプランナー・風呂内亜矢さんにアドバイスをお聞きしました!

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銀行・カード・固定費を見直して、環境を整える

──新生活が始まると「貯金も頑張ろう!」という方が増えますよね。この時期、どんなことができるでしょうか?
はい。統計的に言うと1年の中で消費額が多いのは12月と3月で、「家計簿をつけよう」という話が盛り上がるのが、その翌月の1月と4月なんです。
家計管理を始めるにあたっては、具体的に何を買うかを検討したり我慢したりという前に、銀行やクレジットカード選び、固定費の見直しなどをすることが大事です。今のうちに環境を整えておいて、リフレッシュした状態で新生活をスタートできるといいですね。

──たしかにそのあたりの契約変更って、新生活のタイミングでもないとなかなか踏み切れないかもしれません。
そうですね。環境づくりの第一歩として、銀行選びは欠かせません。
会社員の方は、会社に推奨される銀行を利用することが多いと思いますが、重要なのは、その銀行口座一つで全てを管理しないことです。
一つの口座で給与振込、クレジットカードの引き落とし、公共料金が引き落とし、そして貯金も……という形で運用すると、貯蓄は難しいと思います。

──そうなんですね! 口座は一つの方が管理もしやすいのかと思っていました……。
給与振込/支出管理をするメインの口座と、それとは別に貯蓄用の口座を持つのをおすすめします。やはり一つの口座で運用していると、残高があると使いたくなるものですから。

貯蓄用の銀行選びでは、「定額自動入金」サービスがあるかチェックしてみてください。メインの口座から貯蓄用の口座に、毎月一定の金額を自動で移し替えてくれるサービスです。ほとんどのネット銀行が手数料無料でやっているので、ぜひ活用していただきたいです。

──自動的に貯蓄する仕組みを作るんですね。
そうですね。また、銀行によっては、ごひいきの顧客にはより高い利息がついたり、ATM手数料の無料回数が増えたりする特典がある場合もあります。そのあたりも事前にチェックしたいですね。

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※LINE家計簿では、各銀行口座と連携可能。メイン口座、貯蓄用口座の情報を一元管理できます

──クレジットカードの選び方についてはいかがでしょうか?
新生活で通勤路線が変わったり、日常的に買い物をする場所が変わったりする人も多いと思います。そこから逆算して「よく利用するお店で貯めやすいポイントは何か」という点で考えると、カードを選びやすいですよ。
また、交通系のクレジットカードはポイント還元率が高いことが多いです。鉄道会社ごとに有利なカードがあるので、それをサブカードとして持つという選択肢もありますね。

──新しい生活環境によって有利なカードが変わってくるのですね。固定費の見直しについても教えてください。
固定費には、住居費・光熱費・通信費・保険料などがありますね。
一番大きいのは家賃や住宅ローンなどの住居費で、上限額は手取りの3割と言われています。本来はもっと低い方が理想的ですが、居住地によっても変わってきて、特に都心に住む場合は3割を下回るのは難しいこともあるかもしれません。
ただ、1カ月の給与のうち3割を家賃、2割を光熱費・通信費・保険料などに使うと、給与の半分が固定費ということになりますよね。残りの2.5割を変動費に使い、2.5割で貯蓄をするとなると、もうカツカツです。よって、家賃をしっかり3割までに抑えておくことは非常に大事です。

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※LINE家計簿では、月間の支出・収入のカテゴリーごとの内訳を円グラフで表示。
住居費の割合もひと目でわかります。

──家賃を抑えて貯蓄できるバランスを保つことが大事なのですね。これから引越しする人も多いと思うので、目安になりそうですね。
話が広がるようですが、引っ越す時期によっては家賃が落ちやすい傾向があります。
1月〜3月は落ちることはほぼありませんが、4月の後半くらいから借りられず残った物件が出てきて、なるべく早く入居してほしいと思っている大家さんと家賃交渉できるケースが多いのです。引越しのタイミングを選べるのであれば、5月~7月頃を狙うといいかもしれません。

利用履歴を遡って、適正プランを見直そう

──通信費についてはいかがでしょうか?
通信キャリアや端末にこだわりがなければ、やはり格安SIMがおすすめですね。
ただ最新の端末が大好きで、たびたび買い替えている方は、格安SIMよりもキャリア契約の割引で安く抑えられるケースもあります。
キャリア契約の場合も、定期的に自分の利用履歴をチェックして、プランが見合っているか確認しましょう。契約時に付けたオプションをそのままにしていないかも忘れずに。

──利用履歴の確認、つい怠ってしまうんですよね……。
保険料や光熱費も同じです。
保険は現在の契約内容を見て「本当に我が家に必要なのか?」を考えてみると、案外かけすぎていたりします。
また、電気会社もガス会社もユーザー登録すると過去のデータを見られるようになっていますので、普段どれくらい使っているか一度確認してみましょう。電力・ガスの自由化を受けて、もともと電気・ガス使用量の多いご家庭が見直しをするとグッと効果が出ることがあります。

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※LINE家計簿では制限なく過去のデータをチェック可能。水道光熱費も月ごとに確認できます。

とにかく、自分にとって適正なプランを選ぶということが大事で、そのためにはまず今の自分の利用状況を知ること。普段はなかなかやらないことだと思いますが、新生活を前に半年分遡ってみてはいかがでしょうか?

──ありがとうございました!


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Profile

風呂内亜矢(ふろうち あや)
1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP®認定者、宅地建物取引士。
26歳の時、貯蓄80万円しか持たず自宅マンションを衝動買いしたことをきっかけにお金の勉強を始める。現在は夫婦で4戸のマンションを保有しテレビ、雑誌などでマネー情報を発信している。努力で実現する家計改善ではなく、仕組みやシステムで家計を良くする「ほったらかし」を得意とする。著書は「ほったらかしでもなぜか貯まる!(主婦の友社)」など多数。
公式サイト:http://www.furouchi.com/

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