ファイナンシャルプランナー・風呂内亜矢さんへインタビュー!
先日、新生活前の家計管理の環境づくりについて伺いましたが、今回はその中の「銀行口座の選び方」についてより具体的にアドバイスをお聞きしました。
新生活はまだまだこれから。賢い家計管理の方法を一緒に学びましょう!

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毎月のお金の流れを設計! コストをかけずにお金を移そう

──先日のインタビューで、【給与振込用】のメイン口座と【貯蓄用】のサブ口座の2つを持つことや、「定額自動入金」サービスの活用について教えていただきました。今回は、銀行口座選びについてさらに詳しくお伺いしたいと思います。
一番大事なことは、毎月のお金の流れを設計することです。自分の銀行口座にそれぞれ役割を持たせると大まかなお金の流れは決まってくるので、効率良くパターン化できるといいですね。

銀行選定にあたっては、給与振込口座や家賃の振込先口座と相性のいい銀行を選ぶことが重要です。
例えばですが、じぶん銀行は三菱UFJ銀行への振込手数料が無料ですので、その組み合わせで家賃振込みをするものいいでしょう。
また、定額自動入金サービスを利用して、手数料をかけずに貯蓄用口座や夫婦の生活費用の口座へお金を移す、といったパターンを作るのもおすすめです。

──給与振込や家賃振込の口座は決まっていて動かせないとしたら、それと相性の良い銀行を見つけると良いのですね。
そうですね。また、自分の生活圏内でよく利用することになるATMはどこなのかを確認して、そのATMと相性の良い銀行を選ぶ、というのも一つの観点です。
ATM手数料が無料だったり、比較的安かったりする提携銀行を候補にして、いかにコストをかけずにお金を移せるか、というのを意識したいですね。

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※LINE家計簿では、各銀行口座と連携可能。複数の銀行口座の情報を一元管理できます。

低金利時代の良策は? 銀行ごとの“ロイヤリティ・プログラム”にも注目

──銀行選びといえば、金利も大事でしょうか? 
金利も気になるところですが、今だとメガバンク系で100万円を1年間預けると普通預金で10円(0.001%)、定期預金で100円(0.01%)もらえる程度とかなり低いので、わざわざ定期預金に預けてまで金利を重視するという環境ではありません。

それであれば普通預金で金利が高めの銀行を選ぶのがベターで、その点でいうとイオン銀行と楽天銀行が魅力的だなと感じます。
イオン銀行には「イオンカードセレクト」というキャッシュカード・クレジットカード・電子マネーWAONが使える三位一体型のカードがあるのですが、そのカードを作ることや、その他の利用状況に応じて個人のステージが設定されます。
設定されたステージに応じて普通預金の金利が0.03~0.15%(100万円を1年間預けると300~1,500円)になります。定額自動入金サービスもあるため、これから貯蓄習慣を作りたい人に向いています。
楽天銀行の場合は、楽天銀行と楽天証券の両方に口座を開いて紐付けするだけで普通預金の金利が0.1%(100万円を1年間預けると1,000円)になります。こちらは定額自動入金サービスがないので、まとまったお金が既にある人の預け先口座に良さそうです。

──イオン銀行ではステージに応じて金利が変動するのですね。
はい。銀行によって様々な“ロイヤリティ・プログラム”が導入されていますが、イオン銀行、ソニー銀行、住信SBIネット銀行などが力を入れている印象です。
銀行の利用度合いに応じて、金利が上がったり、ATM手数料や振込手数料の無料回数が増えたりする特典を受けられます。
何を加算ポイントとするかについては、預金残高だったり、外貨預金や投資信託の利用だったりと、銀行によって異なります。

──外貨預金や投資信託などは初心者向けではなさそうですが、ロイヤリティ・プログラムに影響するのですね。
そうですね。消費者としては外貨預金や投資信託などの金融商品購入の加点が高いより、預金残高やカードの作成などでランクが上がる方が無理なく達成しやすいので嬉しいですね。

ただ、例えばソニー銀行の外貨預金はユニークで、日常でコツコツ購入した外貨預金の残高を旅先で直接使うことができるという特徴があります。
例えば、円高のときにドルを買っておいて、海外旅行に出かけるタイミングが円安になっていたら外貨預金の残高の方から現地で買い物をする選択肢も生まれるわけです。「外貨預金といえばソニー銀行」というイメージがありますね。
ソニー銀行のロイヤリティ・プログラムでは、国内のデビットカードでのお買い物が最大還元率2%まで上がるので、国内外のお金の使い方を振り返ると有利に使える人もいるでしょう。


メリットだらけのキャッシュレス。デビットカードなら予算管理も安心

──デビットカードについても教えてください。
後払いのクレジットカードと違って、デビットカードは決済時に銀行口座からお金が引き落とされる仕組みになっているので、予算管理がしやすいのが大きなメリットです。
先にチャージをして使うプリペイドカードも予算管理において強みがあります。
デビットカードも、プリペイドカードも、今はVISAやJCBなどの国際ブランドの物が増えているため、クレジットカードと変わらないくらい多くのお店で使えます。

また、現金とは違い、ポイント還元もつくので、クレカ払いに抵抗がある人もデビットカードやプリペイドカードを活用してキャッシュレス化すると良いのではないでしょうか。
一般的にはクレジットカードにくらべ、デビットカードやプリペイドカードのポイント還元率は低い傾向にありますが、カードを選べば還元率が優れたカードもあります。
クレジットカードでは還元率が1%以上あれば概ね良いとされますが、楽天銀行のデビットカードも還元率1%なので遜色ない水準ですね。
また同じような視点で、LINE Pay カードもプリペイドカードで最大還元率が2%なので、予算管理の観点でも、ポイント還元率の観点でも魅力的なカードといえます。

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※キャッシュレス化でLINE家計簿もますます便利に!
デビットカードやクレジットカードと連携すると、入出金の記録を自動的に家計簿に反映します。

──なるほど! 予算管理をしながらカードを使えるのは安心ですよね。
はい。国際ブランドがついているデビットカードやプリペイドカードが増えてきているので、かなり有効だと思います。

やはり、ATMに行って現金を下ろすのは、時間的にも手数料という点でもコストがかかっています。予算管理できる点やポイント還元なども含めて、キャッシュレスの方向にシフトするのがおすすめですね。ちなみに私は去年ATMに行った回数を数えたら3回でした。

──3回はすごいですね!
まとめて多めに下ろしてはいますが。日常生活ではほぼ現金が必要ないくらいキャッシュレス化しています。

──ありがとうございました!


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Profile

風呂内亜矢(ふろうち あや)
1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP®認定者、宅地建物取引士。
26歳の時、貯蓄80万円しか持たず自宅マンションを衝動買いしたことをきっかけにお金の勉強を始める。現在は夫婦で4戸のマンションを保有しテレビ、雑誌などでマネー情報を発信している。努力で実現する家計改善ではなく、仕組みやシステムで家計を良くする「ほったらかし」を得意とする。著書は「ほったらかしでもなぜか貯まる!(主婦の友社)」など多数。
公式サイト:http://www.furouchi.com/

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