夏のボーナス(賞与)の時期がやってきました。会社や業種などによって事情はさまざまですが、支給されるとやはり嬉しいですよね。
家計においても期待したい反面、景気に左右される性質もあるボーナスの使い方について、フィナンシャルプランナー・風呂内さんに伺いました!

03

やはり貯蓄が一番。貯める金額、方法は?

──この季節になるとボーナスの使い道に迷われる方が多いでしょうね。
一般的なボーナスの使い道としては、やはり貯蓄にまわす方が一番多いようですが、私としてもやはり貯蓄をおすすめしたいです。
特に、普段の生活でなかなか貯蓄できていない方は、ボーナスのタイミングで貯蓄に勢いをつけるのがよいでしょう。

──理想としては、全額貯蓄すべきなのでしょうか?
ボーナス支給額が会社によって違うので一概にはいえませんが、目安としては、例えば給料の3カ月分くらいが支給される場合は、1カ月分は使ってもいいとして、残りの2カ月分は貯蓄した方がいいでしょう。支給額が2カ月分くらいであれば、手をつけずに貯めておいた方がよいですね。もちろん、毎月の給与から手取り25%貯蓄ができている人は、ボーナスも25%を貯蓄してあとは使うという選択でも構いません。

2

※LINE家計簿で支出バランスをチェック!毎月、手取り額の20〜25%を貯蓄するのが理想です。
できていない方は、ボーナスを貯蓄にまわしましょう。

──ボーナス貯蓄用にお得な銀行のサービスについてお伺いしたいです。
はい、ボーナスの時期に合わせて定期預金の金利がアップする“ボーナス定期キャンペーン”を実施している銀行もありますね。
例えば今、メガバンクで普通預金の金利は0.001%くらい、定期で預けても0.01%ほどです。100万円を1年間定期で預けても100円しか利息がつきません。そんな中でもボーナス定期キャンペーンでは「キャンペーン特別金利0.2%」といった高い金利が適用されるものもあります。

──かなり金利が上がるのですね!
ただご注意いただきたいのは、「年利で換算すると0.2%」でも「適用される期間が3カ月」といった制約があるパターンが多いことです。年利0.2%を額面通りに捉えれば100万円を1年間預けて2,000円もらえるように感じますが、実際は3カ月だと4分の1になるので500円しかもらえません。
また、最近増えてきているのが、「半分は定期預金で、半分は外貨預金や仕組み預金」というセットで預ける場合に定期預金の金利が高くなるというパターン。こちらに関しては、外貨預金や仕組み預金の方はリスク商品ですので、よく考えて選ぶことが必要です。

──なるほど、しっかり確認する必要がありますね。
確かにボーナス定期キャンペーンは魅力的ですが、開く予定もなかった金融機関でキャンペーン金利だからという理由だけで口座を開く、というのはあまりおすすめできません。
キャンペーンに煽られて定期口座を開くより、せっかくなのでこの機会に「ここなら普通預金の口座を開いても普段の使い勝手も悪くないな」と思える銀行を見つけて、開設したついでにお得を得る、くらいに考えるのがよいのではないでしょうか。

──普段の生活も見通して、総合的に使えそうな金融機関を探すのがよさそうですね。

「ボーナス払い」はリスクあり!使うならこんなふうに

──クレジットカードの「ボーナス払い」で買い物をするのはどうですか?
ボーナス払いは基本的には避けましょう。
給料については、労働基準法で給付額を守るためのルールがありますが、ボーナスに関してはそういった決まりがありません。事業者側の都合でボーナスが減ったりなくなったりしても、責めようがないのです。つまりボーナスは不安定な存在である、ということは知っておいた方がいいでしょう。

──ボーナスを当てにしすぎるのはよくないですね。住宅ローンの繰上げ返済に充てる使い方はいかがでしょう?
もちろん余裕があれば返済に充てることは良いと思います。
ただ、今は住宅ローンの金利がとても低いため、繰上げ返済したときに一体いくら利息が軽減できるのかというのは必ず確認しましょう。繰上げ返済をする時期によって、例えば50万円を投じて25万円相当の利息を圧縮できるタイミングもあれば、それよりもっと少ない期待したほどの効果がないタイミングもありますので、金融機関のローンシュミレーターなどを使って慎重に考えましょう。




※住宅ローン返済は「ライフプランニング」にも大きく関わります。
自分で作れるライフプランニングシートで、返済プランを立ててみてはいかがですか?


──貯蓄分の他に、消費に使える分のボーナスがあったとした場合は、どんなことに使うのがいいと思いますか?
ボーナスに限らないですが、お金を使うときには、繰り返し使えるもの、価値を生み出し続けるものに使うのがおすすめです。「モノよりコト」という言葉もありますが、旅行で得た知見が仕事で活かせるとか、物品でも消耗品ではなくそれを買うことで自分のスキルアップに繋がるものとか。
今買って瞬間的に嬉しいものよりも、後々まで役に立つか、という点も意識してみてはいかがでしょうか。

──ありがとうございました!


風呂内亜矢さんのコラム記事一覧はこちら
Profile

風呂内亜矢(ふろうち あや)
1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP®認定者、宅地建物取引士。
26歳の時、貯蓄80万円しか持たず自宅マンションを衝動買いしたことをきっかけにお金の勉強を始める。現在は夫婦で4戸のマンションを保有しテレビ、雑誌などでマネー情報を発信している。努力で実現する家計改善ではなく、仕組みやシステムで家計を良くする「ほったらかし」を得意とする。著書は「ほったらかしでもなぜか貯まる!(主婦の友社)」など多数。
公式サイト:http://www.furouchi.com/

・‥…━━━◆・‥…━━━◆・‥…━━━◆

楽しくつづける。楽しくたまる。LINE家計簿

▼LINEからさくっと収支入力!

▼全機能フル活用!アプリダウンロードはこちら

▼公式アカウント(LINE ID:@line_kakeibo_jp)
友だち追加
 
▼公式Twitterで最新情報をお届け!