旅行や帰省、忘年会やバーゲンでのお買い物など、何かと物入りな年末の時期……。
ただ、しっかりと事前の準備をすることで、年末の負担感を軽くできるようです。今回は「使うため貯金」について、ファイナンシャルプランナー・風呂内さんに教えていただきました!

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「貯蓄のための貯金」と「使うため貯金」を分けて貯める

──一般的な傾向として、支出は時期によって波があるものでしょうか?
はい。総務省の統計データを見ると、新年度の準備期間である3月と、様々な年末のイベントが重なる12月が、年間で最もお金を使う月であることが分かります。逆に2月は消費が落ち込む傾向にあります。
つまり、これから年末に向けてたくさんお金を使う時期に突入するわけですね。そのときになって慌てないために、「使うため貯金」をするのがおすすめです。

──「使うため貯金」は通常の貯金とどう違うのですか?
「使うため貯金」は、近い将来の出費に対して、その予算を分割して毎月ちょっとずつ取り置いておくものです。貯蓄したお金を使う、という点では一見同じことのように思えますが、将来のために積み重ねてきた貯蓄から計画外の支出が発生するのとは違い、予算を分割して準備していくことでダメージを均(なら)す効果があります。

──使うためのお金を特別費として、先まわりで貯めていくイメージですね。具体的にはどのように準備したらよいでしょうか?
まず、去年の12月に自分がどんなことにお金を使ったか洗い出してみます。
クレジットカードの明細、通帳の履歴、家計簿アプリなどを見ると、去年の自分の消費行動が見えてくるはずです。例えば、帰省や旅行、大きな買い物をしていたりなど。
その中で「これにはお金を使って良かった、満足度が高かった」とか、逆に「これは必要な消費じゃなかったな」といった振り返りをします。お金の使い方が散漫にならないように、より自分が納得できる消費行動を理解できるとよいでしょう。

──なるほど。去年の消費パターンを今年に活かすのですね。

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※LINE家計簿では、過去データの振り返りもらくらく。
去年の12月の支出内容をチェックしてみましょう。

やりたいことリストを作って、優先順位をつけてみよう

同時に、今年の年末にやりたいこともリストアップするとよいでしょう。買いたいものリストでもいいですね。そのリストに優先順位をつけ、去年の振り返りで得た結果も加味しながら、本当に必要な支出かどうかを精査します。この検証作業がとても大切です。
現実的に考えてあと数カ月で資金を貯められるか、本当にやりたいことかどうかを天秤にかければ、例えば「年末に旅行したいと思っていたけど、資金がたまる来春に延期してもいいかな」といった冷静な判断ができるでしょう。

──確かに、優先順位をつけて考えていけば現実的な判断ができそうです。先の楽しみに向けて準備していく様子は旅行積立のようですね。
楽しみにしている何かに向かって計画的に準備するという意味では同じですね。
旅行積立もそうなのですが、積み立てている間は、長い検討期間としても作用します。「使うため貯金」をしながら旅行先を吟味したり、本当に欲しいものなのかを考えたりする余裕が生まれてくるでしょう。

何度もお伝えしていますが、「繰り返し価値を生むものにお金を使いましょう」というのが基本。瞬間的に欲しくなったものは購入後の嬉しさも一時的なものとなりがちです。長い間欲しかったもの、そのために毎月コツコツ貯められるくらい自分にとって価値があるものならば、手に入れた後もきっと長く満足感を得られるのではないでしょうか。

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※LINE家計簿では「貯金の使い道」を設定でき、達成状況もひと目で分かります。
目標金額に向けてコツコツ貯めましょう。

──ありがとうございました!




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Profile

風呂内亜矢(ふろうち あや)
1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP®認定者、宅地建物取引士。
26歳の時、貯蓄80万円しか持たず自宅マンションを衝動買いしたことをきっかけにお金の勉強を始める。現在は夫婦で4戸のマンションを保有しテレビ、雑誌などでマネー情報を発信している。努力で実現する家計改善ではなく、仕組みやシステムで家計を良くする「ほったらかし」を得意とする。著書は「ほったらかしでもなぜか貯まる!(主婦の友社)」など多数。
公式サイト:http://www.furouchi.com/

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