LINE家計簿ユーザーへの調査では、新型コロナウイルスの影響で「支出が増えている」と回答した人が約4割いました。


そこで非常時にも動じない家計バランスの考え方と、各家庭で活用できる新型コロナウイルスの支援制度について、ファイナンシャルプランナー風呂内さんに伺いました。

column


非常時に家計バランスが崩れても、貯蓄できていればOK

━━食費や水道光熱費などが増えている人が多いようですが、今回のような非常時の場合、家計バランスをどのように考えれば良いのでしょうか?

非常時は、カテゴリー別の予算や支出で見るのではなく、家計全体を見ましょう。自炊のための出費は増えていても外食分が減っていたり、光熱費や日用品代は増えていても美容費や交際費は減っていたり。カテゴリーごとに支出の増減がそれぞれ発生して、全体の支出額や貯蓄自体は変化していない可能性があります。
ポイントは貯蓄額がキープできているかチェックすること。部分最適ではなく、全体最適の視点が重要です。


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LINE家計簿の[予算]タブでは、
月の貯金額の推移がひと目でわかります。


━━貯蓄の確保が難しい場合は、どう家計バランスを取っていくのが良いのか教えてください。

本来は手取りの20〜25%を目安に貯蓄したいですが、非常時はあまり囚われすぎないことも大切です。一時的に貯蓄できなくても、今後改善の見込みがあればOKとして良いでしょう。ただ、元々問題があって今後も貯蓄できない状況が続くのであれば、毎月の支出に抜本的な改善が必要です。
コロナ禍でおうち時間が増えたことをキッカケに、自炊や自宅で楽しめる趣味などが充実し、コスト抑制の生活スタイルが定着しているご家庭もあります。この機会に家計を見直して、貯蓄体制を整えられると良いと思います。


▼まずは固定費を見直そう


新型コロナ対策支援制度を家庭でも活用しよう

━━新型コロナウイルスに関するさまざまな支援制度が発表されていますが、「自分がどの制度の対象なのかわかりにくい」という声があがっています。

支援制度について、全体像を図にまとめてみました。各家庭で活用できるものを中心に紹介しています。

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<>内・・・対象者
青色・・・給付、もらえるかもしれないもの
緑色・・・減税、払うお金が減るかもしれないもの
オレンジ・・・猶予、払うタイミングを待ってもらえるもの
ピンク・・・有利に借り入れができるかもしれないもの
※図の上部にある方が手続きが比較的簡素なもの、下部にあるものは手続きが難しいものという整理をしています

全員が一律10万円もらえる「特別定額給付金」は、広く報道され、給付が始まっている方もいらっしゃるので、よく知られているのではないでしょうか。
他にも、収入や貯蓄額のラインをクリアすると家賃の原則3カ月、最長9カ月分の金額を受け取れる「住宅確保給付金」や、一時的な生計維持のためにお金を貸してもらえる「緊急小口資金」などがあります。また、毎月の通信費や水道光熱費、保険料は、各企業に手続きすることで、支払いの猶予を求めることができます。
新型コロナの影響で生活に困窮されている方は、使える支援制度はフル活用して、家計のキャッシュフロー改善に役立てると良いと思います。

▼各制度詳細
■生活を支えるための支援のご案内(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000622924.pdf
■日本FP協会による支援制度まとめ
https://www.jafp.or.jp/covid-19/support/
■特別定額給付金(一律10万円)
総務省:https://www.soumu.go.jp/menu_seisaku/gyoumukanri_sonota/covid-19/kyufukin.html
■持続化給付金(中小最大200万円、個人最大100万円)
経済産業省:https://www.meti.go.jp/covid-19/jizokuka-kyufukin.html
申請ページ:https://www.jizokuka-kyufu.jp
■傷病手当金(国民健康保険でも給付の可能性)
厚生労働省 自治体への通達:https://www.mhlw.go.jp/content/000612737.pdf
■借り入れについて
厚生労働省:https://www.mhlw.go.jp/content/000626608.pdf


━━お話ありがとうございました!

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Profile

風呂内亜矢(ふろうち あや)
1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP®認定者、宅地建物取引士。
26歳の時、貯蓄80万円しか持たず自宅マンションを衝動買いしたことをきっかけにお金の勉強を始める。現在は夫婦で4戸のマンションを保有しテレビ、雑誌などでマネー情報を発信している。努力で実現する家計改善ではなく、仕組みやシステムで家計を良くする「ほったらかし」を得意とする。著書は「ほったらかしでもなぜか貯まる!(主婦の友社)」など多数。
【公式サイト】
http://www.furouchi.com/
【YouTube】日常の記録にお金の情報を織り交ぜる「FUROUCHI vlog」を更新中!
https://www.youtube.com/c/FUROUCHIvlog

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